自閉症スペクトラムの治療法 治療法が見えない中一筋の光が見えた

こんにちは ADHDのダイスケです。

自閉症スペクトラムの治療法

自閉症スペクトラム障害のある方は、コミュニケーションが苦手で、社会性に乏しく、周りの人間に同調する事が出来ず、集団から孤立してしまう傾向にあることはこのブログで再々書いてきました。

普通の人は本当に必要な音の情報のみを脳で選択して、不必要な音は実際には聞こえているのですが、気にならないのです。いわゆるフィルター(慣れ)機能です。

自閉症スペクトラム障害の方はこの「フィルター(慣れ)機能」が働かないので、不必要な音の感覚が影響して相手の話が聞き取りづらいので、これが自閉症スペクトラム障害の方のコミュニケーションを妨げる原因の一つではないかという事は前回のブログで書きました。

自閉症スペクトラム障害の方は相当、感覚過敏に悩まされています。

深刻な感覚過敏の具体例
  1. 図書館に行っても本をめくる音やノートに鉛筆で書く音まで気になってどうしようもない
  2. 町中を歩いていても子供の泣き叫ぶ声が気になる
  3. 絶対音感があるのでイントネーションまで気になってしまう。
  4. 外に出ただけで日光の眩しさで頭までツ゚キーンとやられてしまう。

これは、Facebookで前回の記事を投稿した時に、読者の方から寄せられた反響ですが、本当につらいですよね。耳栓やサングラス、サンバイザーなどを日常的に使用しなければならないほど、日常生活に支障をきたしてしまいます。

この辛い自閉症スペクトラム障害を何とか治療する手段はないのでしょうか?

何とか、治療できないのか、症状などを改善する方法はないものかとサイトや書籍などを調べてみました。そしたら、次のような記事を発見しました。

オキシトシンというホルモンの投与が自閉症スペクトラム障害の症状の緩和に有効

他人との円滑な意思疎通が苦手な自閉スペクトラム症の成人の男性患者にオキシトシンというホルモンを投与し続けると症状が改善したとの臨床研究の結果を、東京大のチームが英科学誌ブレイン電子版に発表した。

 

重度の知的障害を伴う自閉症から、伴わないアスペルガー症候群まで幅広い症状を含む自閉スペクトラム症の有効な治療法になる可能性がある。
 

オキシトシンは視床下部などから分泌されるホルモンで、安心感や信頼感を育む作用があるとされている。

 

チームは20~40代の男性患者20人に対し、1日2回で6週間、オキシトシンをスプレーで鼻に噴霧。対人反応を検証し、磁気共鳴画像装置(MRI)で脳活動も観察した。その結果、オキシトシンを投与した後は一緒にいる人と会話したり、はにかんだりするなど反応が改善した。さらに、脳内の他人との交流に関わる部分が活発化した。

 

チームの山末英典准教授(精神神経科)は「女性や子供に対する安全性や有効性も確かめ、今までなかった自閉症の治療薬として実用化させたい」と話している。

2015年9月4日 日本経済新聞電子版の紙面より抜粋

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自閉症スペクトラムの治療法

自閉症スペクトラム障害の治療は長らくその原因と発症メカニズムがよくわかっていませんでしたので、これといった治療法もなく、生まれつき障害で一生治らない、自閉症の症状で苦しめられるとされてきましたが、最近の研究で、自閉症スペクトラム障害の症の改善に有効なホルモンの発見とそれを利用した治療法が確立されつつあります。

それが、上に書いたオキシントンをスプレーで鼻に噴霧するという方法です。しかし、まだ臨床段階で、実用化はされておりません。

発達障害よりも愛着障害が問題

子供の人格形成には、親の愛情が最も大切です。

ADHDをはじめとする発達障害は遺伝的要素が強い、先天的な脳の機能障害と言われています。しかし、家庭において両親の不和だったり、ネグレスト(育児放棄)、虐待などが、発達障害の特性をより一層大きくさせると思います。

両親の不和や離婚、ネグレスト(育児放棄)や子供に対する愛情不足、虐待や暴力、親のうつや過保護、精神的不安定が子供に与える影響は大きいです。子供の時に親からの愛情に恵まれなかった子供は、脳機能的にも遺伝的にも発達障害ではない健常者の場合でも「発達障害」に似た症状をします事があります。これを愛着障害と言います。

また、両親のいづれかが発達障害であり、発達障害の遺伝的リスクを持つ子供の場合、非常に強い好奇心と衝動性と社会的コミュニケーションの困難さをを示しやすいですが、両親がそれに対して共感する対応を示し、愛情をもって子供に接すれば、行動上の問題が起きにくくなるばかりではなく親子間の関係も良好に保てます。

他の人に愛情をもって接するようになるのに欠かせないオキシントン

親が子供を育てるには相当の自己犠牲があります。、子供がまだ小さい場合は、夜泣きをされてうるさくて夜も眠れません。子育てをするのには食費やら衣服代やら教育費やらでお金がかかりますし。お母さんは、夜泣きをされて夜眠れなくても、子供を可愛いと思って子供の世話をしますし、自分の栄養を削ってまで母乳を与えます。


このような母性や父性はどのようにして生まれるのでしょうか?


また、親子関係ではなくても、誰か人を好きになって告白して、付き合うようようになると、相手の事がたまらなくいとおしくなりますよね。いったん愛着関係が生まれると相手の事は特別な存在になります。こうなると特定の相手が特別な存在となり、他の人はどうでもよくなります。実に不思議な事ですが。


なぜ、このような事が起きるのか?




それは「オキシントン」というホルモンの働きによるものです

オキシトシンは別名「愛情ホルモン」と呼ばれています。親が愛情をもって子供を育てるのに欠かせないホルモンです。

オキシトシンとは、脳の視床下部で作られ、脳下垂体から分泌されます。


オキシトシンが特に大量に分泌されるのは、女性が出産する時と授乳をする時だそうです。子供が生まれるときに大量のオキシントンが分泌され、陣痛が起き、授乳を可能にさせ、母親の母性を一気に高めるのだそうです。

子供に愛情をもって接しスキンシップを図ることがオキシトシンの分泌を促進させ子供に安心感を与える

子供に安心感を与え、たとえ発達障害の遺伝的なリスクをもっていても社会性のある子どもに育てる方法
  • 子供を愛情をもって育てよう
  • 子供とハグやスキンシップを図ろう
  • 親のストレスを子供にぶつけないようにしよう
  • 過保護にならず、子供に共感して、暖かく見守ろう

このように、親が子供に対して、愛情をもって育て、適度なスキンシップを図ることが、オキシントンの分泌を高め、さらなる母性や父性を高めてくれるのです。


また、オキシントンによって高められた母性で、子供を愛情をもって育てると事が、世話を受ける側の子供の脳内にもオキシトシンが分泌され、この上ない安心感を抱くのそうです。また更に生涯に渡って脳内にオキシトシンの分泌を効率よく促すようになるそうです。このように世話をする親や受ける側の子供の双方で、心地よい効果があり、好循環になっていくのです。これが、将来の人格形成に好影響を与えるのです。

動物でもそうです。私は、保健所に殺処分されるのを待つ捨て犬のなんともおびえきったようなうつろな目をテレビで見たことがあります。逆に飼い主の愛情に恵まれた犬は、表情を輝かせ元気に走り回っています。

たとえ、遺伝的に発達障害のリスクを持っていても、親が愛情をもって接することで、発達障害からの行動上の特性を最小限に抑えることが出来るそうです。

過保護と過度な子供への統制に注意

ただし、私のように、親が愛情を注ぎすぎるのか、過保護になり、子供の自由を規制するようになると、自立しにくくなる悪影響があるので、注意してください。

私の場合でいうと、オヤジが重いアスペルガー症候群で、他人に無関心で、息子である私に対しても無関心でした。趣味の盆栽に没頭し、子育ては母親に任せっきりでした。その結果、母親は私に対して異常なほどの過保護になり、私の行動一つ一つに口を出してきます。それによって自立を妨げられ、46歳になった今でも、母親の世話になっています。私一人では、例えば一人暮らししようと思っても、

  • 金銭を無駄遣いしてしまう
  • 金銭管理が出来ない
  • 整理整頓ができない
  • 料理が出来ない

・・・とこんな感じで、一人暮らしなど到底無理でしょう。

父親の遺伝子を引き継いだ私は発達障害に間違いはありませんが、母親が、私に対して過剰に口出しをしてこなかったら、遺伝的子に発達障害である私ももう少し自立できたと思います。

オキシトシンはストレスに対する抵抗力も高めてくれる

オキシトシンには痛みやストレスを和らげる作用もあるそうです。

女性が身を裂かれるような出産時の陣痛の痛みに耐えられるのも、出産時に大量に分泌されるオキシトシンのおかげだそうです。女性は出産を乗り越え、母親になった喜びを味わうのもオキシトシンの作用です。

オキシトシンの分泌が低下している人は、痛みに敏感で、体の不調を訴えやすいそうです。詳しい事はよくわかっていませんが、自閉症スペクトラム障害で、音や光に敏感な感覚・知覚過敏の方は、遺伝的な発達障害のリスクをもって生れ、幼いころ親の愛情に恵まれずに、脳内でうまくオキシトシンの分泌を促す能力が低下しているのかもしれません。

自閉症スペクトラムの治療法 治療法が見えない中一筋の光が見えた まとめ

以上の内容は、親の子育てとオキシトシンとの関係を書いてきました。でも、私のように独身で、愛する人もいない人の場合、どうすればいいのか?

私は結婚していましたが、発達障害にまるっきり理解のない嫁と離婚して現在独身であり、寂しい毎日を送っています。

私が離婚した理由は以下の記事で詳しく書いています。

発達障害や精神障害を抱える者は結婚や就職など普通の幸せを求めてはいけないのか?

私のように愛する人に恵まれない人の場合、ペットを飼うだけでだいぶ違うそうです。ペットに対しても自分の子供と同じように愛情をもって接し、スキンシップを図ると脳内にオキシトシンの分泌を促し、ストレスの解消、さらには、対人関係の向上につながります。

オキシトシンは薬やサプリで摂取することは不可能

冒頭で、「オキシトシンというホルモンの投与が自閉症スペクトラム障害の症状の緩和に有効」という記事を掲載しましたが、オキシントンの医薬品は日本のみならず世界でも認可されておらず、存在しません。また、サプリなども存在しません。まだ、臨床段階ですので、認可されれば薬として販売される可能性があります。

従ってオキシトシンは脳内で分泌を促すしか方法がありません。

脳内オキシトシンの分泌を促す方法
  • ペットを愛情をもって育てよう
  • 家族団らんで仲良く食事をしよう
  • 仲の良い友達とおしゃべりをしよう
  • 趣味の合う友達を見つけて一緒に行動しよう

このように、気の置けない人との楽しい交流がオキシントンの分泌を増やします。

心の叫び

あ~寂しい。このまま死ぬまで独身なのか。このまま誰にも看取られず一人で死んでいくのか?誰か心の底から好きと思える人はどこかにいないのか?誰か好きな人が出来て、頭の中をオキシトシンいっぱいにして幸せになりたい。

今のままでは寂しくてストレスいっぱいだ。

とりあえず、働けるようになったし、お金を貯めてカワ(・∀・)イイ!!犬でも飼うか。

出典・参考書籍「岡田尊司 著 発達障害と呼ばないで」 幻冬舎新書

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