精神や発達障害の方が早期就労を目指すために 就労移行支援事業所を利用するメリット

こんにちは!ADHDのダイスケです。

精神や発達障害の方が早期就労を目指すために・就労移行支援事業所について

今回の投稿は精神障害や発達障害を抱えている方が早期に就労するためにはどうしたらよいかについて考えてみたいと思います。

精神疾患や発達障害を抱えている人は仕事を長く続けられない。就労経験のない人もいる

うつ病や統合失調症、双極性障害など精神疾患を抱えている人で会社勤めをしている人はその日の体調により安定的に仕事が出来ないどころか、会社にすら来れない事が多々あるそうです。ですから会社勤めを始めても長続きしない傾向があります。精神疾患を抱えていいる人の中には就労経験がない人も多いそうです。

発達障害を抱えている方は「空気が読めない」「ミスが多い」「指示を聞かないで先走って仕事をどんどん進めてしまう。」「コミュニケーションがとりずらい」といった特性のため、企業にとって実に扱いづらい存在です。

このため、せっかく就職しても疎外され、孤独になり,会社に居づらくなって衝動的に会社を辞めてしまったり、度重なるミスの責任を負わされて解雇されるというケースが実に多いのが現状です。

コミュニケーション能力は社会人にとって必須です。広範性発達障害を抱える人の中にはコミュニケーションを取るのが本当に苦手で社会人として自立できず、ひきこもりになっている人も大勢いらっしゃいます。

発達障害や精神状態を抱える人にひきこもりが多いのはなぜ?

発達障害を抱えている方は、発達障害の特性により、マナーや常識に欠けたり、空気が読めない発言をしてしまってひんしゅくを買ったり、コミュニケーションや人付き合いが苦手な方が多いです。

少なくてもADHDである私もそうでした。

社会人として社会へでるまではさほど目立ちませんが、社会に出たとたんに今までさほど目立たなかった発達障害特有の言動で周囲との軋轢を生み職場で孤立してしまうケースが多いのです。

本人は決してわざとではないのですが、無意識のうちにその様な行動をしてしまうのです。

中には発達障害の特性に基づく高度の知識の探求心を活かして社会で活躍していらっしゃる方もいますが、仕事への意欲が湧かず、仕事とに就くための職業訓練にも興味を示さずに「ニート」や「引きこもり」になってしまう方もいます。

原因

ひきこもりになってしまう人は本人と家族が発達障害に気が付いていない人が多いそうです。

そのため自身の特性を生かせる職場についていないケースが多いです。家族の理解も受け入れも得られていません。

このような人はひきこもりになってしまうケースが多いそうです。

ひきこもりの特徴
  • 失敗体験が多く、自己肯定感に乏しい
  • 社会性や対人スキルに乏しい
  • 長期的な目標に向かって勤勉に努力していこうとする意欲に欠ける。
  • 規則正しい生活を維持するセルフコントロールの能力に欠け、ライフスタイルが乱れている
  • 衝動性や欲望のコントロールが難しく、インターネットやゲーム、アルコール、薬物などに依存する
ひきこもりは精神障害を併発していることが多いので社会復帰は難しい!

また、ひきこもりはうつ病や睡眠障害、対人恐怖症、社会不安症、強迫神経症、不安障害などを併発していることが多く、ますます社会復帰を困難にしています。

参考書籍 星野仁彦著 「発達障害に気づかない大人たち」<職場編> 祥伝社

社会復帰するにはどうすればいいの?

社会人として就労経験はあるが、精神障害を抱えてしまって会社勤めが長く続かなかった人、あるいは発達障害を抱えながら頑張ってきたのにもかかわらず会社勤めが長く続かなかった人、あるいは現在ひきこもっているけど、仕事を始めたいと思っている人が社会復帰するにはどうしたらいいのでしょうか?

ステップ1 体調を整える

就労できるようにするためにはまず、体調を整える必要があります。体が動かなかったら何もできません。鬱病などの気分障害を抱えている方は、主治医とよく相談して、投薬治療。そしてなにより大切なのは「休息」です。

発達障害を抱えている方は、体調面では割と元気な方が多いですが、それでも、発達障害と気づかないまま就労して疎外され、孤独になり,会社に居づらくなって衝動的に会社を辞めてしまったり、度重なるミスの責任を負わされて解雇されるというケースが続くとうつ病などの2次障害の引き起こしやすいのです。

ステップ2 就労することを考える

障害の形態によって完全に回復できるかどうかは異なりますが、休息して体調が回復し体が動けるようになったら「就労する」ことを考えてみましょう。

人間はやはり社会参加することで人間としてのプライドが保たれ精神状態も保たれます。無職でひきこもるのも精神状態によりやむをえませんが、ひきこもりが長く続けば続くほど社会復帰は難しいと言えます。

ステップ3 就労するための訓練をする

精神障害や発達障害を抱えている就労困難者が就労をすると決めたら就労をするのに必要な知識や能力を身に着けるために職業訓練をぜひしましょう。

職業訓練の種類・概要
  1. 厚生労働省が運営する障害者職業能力開発校での職業訓練
  2. 厚生労働省による一般の職業能力開発校への障害者の入校促進での職業訓練
  3. 障害者委託訓練事業
    (ハローワークと連携して委託訓練を行う。企業、民間教育機関、社会福祉法人、NPO法人等に委託)での職業訓練
  4. 就労移行支援事業所での職業訓練

ここでは、障害者職業能力開発校、一般の職業能力開発校への障害者の入校促進、障害者委託訓練事業の詳しい説明は割愛します。詳しくはリンクをクリックしてください。

私は就労移行支援事業所に入所して見事に内定をゲットした!!

このブログで何回も書いていますが、私は某就労移行支援事業所に入所して毎日厳しい訓練を受けていてその結果、見事にある企業から内定を頂くことが出来ました。そのことは以下のページに詳しく書いています。

採用内定を頂きました!ADHDの僕が採用内定を勝ち取った理由!

ここでは私を内定まで導いてくれた就労移行事業所の訓練内容や就労に至るサポートの内容を詳しく書いてみたいと思います。といっても広告ではありませんから私の通っている施設の名前は出しません。

就労移行支援事業所とは

就労移行支援事業所とは,発達障害や精神障害を抱えている方が、就労できるようにするために体力とスキルとマナーを身に着けられるように訓練する施設です。障害者総合支援法に基づいた障害福祉サービスです。

利用期間は2年間。私が通っている施設では、入所して最初の1年間はみっちりと訓練して後の2年間は就職活動と並行しながら訓練を進めていきます。

就労移行事業所を利用している方は、入所後大体1年から1年半で就労を決めている方が多いようです。

訓練の目的・効果
  • 就労するという事は、大体週5日間・1日6~8時間会社に勤務しなければなりません。

    就労移行事業所での訓練は毎日同じ事業所に通うので、就労後にきちんと会社を休まないで勤務ができるかという体力を養うことが出来ます。

  • ワードやエクセルなどのオフィスソフトのスキルを習得する時間や機会が徹底して与えらえれる。
  • 就労の場において最も重要なコミュニケーション「報告」「連絡」「相談」が出来るようにします
  • 訓練を通じて何が苦手なのか、得意なのかが分かるようになる。
  • 自分の障害特性が何なのか、はっきりと把握できるようになります。
  • 企業側に雇用される際に求める配慮事項が整理できるようになる
  • 訓練経験を積んでいくと、面接の場において、企業に雇用される際に、何が得意で何が不得意か。

    また、企業側に障害特性について伝えることが出来るようになるとともに、配慮して頂きたい点も伝えられるようになる。(配慮事項)

  • 就労移行事業所の職員から、履歴書、職務経歴書の書き方、志望動機の書き方など就職指導をしてもらえる。
  • 面接のときも就労移行事業所の職員に同行してもらえる
  • 就労後も入社後カ6か月間、「定着支援」を受けられる

私が入所している就労支援事業所での訓練内容

私が入所している就労支援事業所では、発達障害や精神障害を抱えた方が大勢います。それぞれの障害特性に応じた訓練プログラムを組み、社会復帰が出来るように万全のフォロー体制を整えています。

では、具体的にどのような訓練をしているか書いていきます

入所~入所後4カ月まで
  1. まず大きな声であいさつから
  2. 私の入った就労移行事業所ではまず大きな声で挨拶ができるようにします。訓練施設に入室する時に大きな声で「おはようございます」退出する時は「お先に失礼します」です。

    挨拶というのは社会人としての最低限のマナーだと思います。広範性発達障害の方は挨拶という社会人としての必要最低限のマナーもできない人がいらっしゃいますから、まず、就労移行事業所で挨拶ができるようにして行きます。

  3. 入所後の4カ月はみっちりと座学形式でパソコンの基礎を学ぶ。
  4. 入所後の4か月間は施設の職員が講師となり、学校の授業のようにパソコンの基本操作、ワード、エクセル、パワーポイント等のオフィスソフトの基礎を学びます。

  5. 週一回はビジネス基礎研修がある。
  6. 最初の4カ月、週1回、ビジネス基礎研修があります。ここでは、ビジネスマナー、電話応対の基本、名刺交換、社会人としての心構え(マンド)、身なり・身だしなみを学ぶことが出来ます。

入所後4カ月~1年 いよいよ実践的な訓練が始まる
  1. パソコンを使った実践的な訓練を行う
  2. 入所して4カ月が経過したらいよいよ実践的な訓練が始まります。実践的な訓練はすべて職員の指示の元で行われます

    ワードに新聞の社説を見本と全く同じように入力していき、見本と照らし合わせて、一文字づつ間違って入力していないかチェックします。(セルフチェック)また、架空の社員名簿をエクセルで作ったりします。この作業もセルフチェックをします。

    エクセルのVLOOKUP関数やSUMIF,COUNTIF関数を使って数字の集計をしたり、グラフなども作ったりします。またエクセルのピポットテーブルで集計作業などの訓練課題が出されることもあります。

  3. 実践的な訓練な訓練が区切りがついたら自己分析
  4. 実践的な訓練の経験を積むと、自分の障害特性と照らし合わせて自分にはなんの仕事が得意なのか、不得意なのか分かるようになってきます。また、訓練の経験を通して自分の障害特性が具体的に分かるようになってきます。そして、採用企業に対して自分の障害特性上配慮してもらいたいことが整理できるようになってきます。

いよいよ就活!

一通り訓練をみっちり行って自分に自信がついたらいよいよ就職活動です。

就職活動において就労移行事業所に通っていると通っていない方に比べ、かなりのメリットがあります。それは以下の通りです。

  • 職員が付きっ切りで就職指導をしてくれる
  • 職員が施設利用者の特性に応じて合った応募企業を一緒になって探してくれる
  • 履歴書や職務経歴書などの応募書類の書き方を付きっ切りで教えてくれる。
  • 一番難しい志望理由の書き方も教えてくれる

ハローワークでも一応応募書類の書き方は教えてくれますが、ここまで付きっ切りとはいきません。これも就労移行支援支援所ならではです。

面接練習もしてくれる

私が通っている就労移行支援事業所では、みっちりと面接の指導をしてくれます。職員が企業の面接官の役になりたっぷりと面接の練習に付き合ってくれます。

企業実習に参加しよう!

就労移行支援事業所では、ハローワークや各地域のNPOから企業実習の紹介を受けています。企業実習の中には採用前提の実習もあります。訓練で培ったことを見事の企業実習で発揮できれば内定を得られる可能性が高いです。

まとめ

私のような発達障害者は社会的なスキルが未熟で一般の会社での勤務が長続きしないですぐに解雇に追い込まれたりします。きちんとした社会性をつけて社会復帰するには就労移行支援事業所を利用するのが一番だと思います。ただし、訓練をみっちりとするため訓練期間が長くなりがちで経済的な理由で今すぐにでも就職したい人には向いていません。よく考えて利用してくださいね。

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