社会生活では発達障害だからと言って言い訳は許されない。言い訳しない生き方で幸せをつかむ方法

こんにちは!ADHDのダイスケです。

社会生活では発達障害だからと言って言い訳は許されない

私は、精神障害や発達障害、知的障害を抱える障害者を多く雇用して、働きやすいように特別な配慮をしている特例子会社に就職し、半年が経ちました。

特例子会社に就職して特例子会社で仕事を続けてみて痛感した事があります。

まず最初に特例子会社とは何かを復習してみたいと思います。

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特例子会社とは何か?

特例子会社とは

社会生活では発達障害だからと言って言い訳は許されない

障害者の雇用の促進等に関する法律によって、精神や身体に障害を持つ方の雇用を促進するために設けられた制度です。一般の民間企業は2.0%、国および地方公共団体は2.3%の法定雇用率が定められており、雇用主はその割合で障害者を雇用しなければなりません。

しかし、一般の会社が同一の職場で、健常者に交じって障害を抱える方を雇用しようと思ってもなかなかうまくいきません。何故なら、精神障害や発達障害は目に見えるものではありませんし、特別な配慮が必要だからです。

普通の会社の感覚で企業の倫理を振りかざして「売り上げ伸ばせ」「利益を上げろ」なんていって社員をモーレツに働かせても、精神障害や発達障害を抱える方は、さらにストレスを抱え込んでしまい、仕事に対するモチベーションが上がらないどころか、うつ病がさらに悪化したりして仕事どころではなくなり、会社を長く休まなければならなくなったりします。これでは会社にとっても、社員にとってもおおきな経済的な損失です。

企業の使命として「いかに社員のモチベーションを向上させ、持てる能力を発揮させるか」ですから、この点でも昔ながらの体育会系の企業理念は障害者には通用しません。こんなことをしたらせっかく雇った障害者が逃げてしまいます。

また、障害者と健常者が混じって同じ職場で机を並べて仕事をするのもよくありません。障害を抱える方と健常者とを比べたら仕事の能力も違いますし、そのことが、障害を持つ方に対しての差別につながります。

特例子会社の理念

そこで登場したのが特例子会社制度です。

健常者が働く部門とは別枠で障害者を採用し、障害者だけで別法人を設立します。そして障害を抱える方が持てる能力を最大限に生かせるような配慮と環境を整え厚生労働大臣に認可を申請し、見事に認可が下りればたとえ別法人の子会社であっても、親会社の雇用と「みなされる」のです。これが、特例子会社制度です。

つまり、一定の要件をみなし認可を受けた子会社は、障害者雇用に関しては、親会社の一事業所とみなされ、親会社の障害者雇用率に算定されるのです。ですから、「特例」の子会社なのです。


働く側から見た特例子会社のメリット

特例子会社で働くことは、私が特例子会社で働いてみて分かったことですが何らかの障害を抱える方にとってものすごくメリットがあるような気がします。ポイントをいくつか挙げてみました。

  • 仕事が細分化されている
  • 私が入社した特例子会社では的障害を中心に何らかの障害を持った社員が80人ほど働いています。障害を持った社員がまんべんなく仕事ができるように、特例子会社では仕事がものすごく細分化されています。

    例えばあるデータをパソコンに入力する場合、普通の会社であればで入力するのが普通ですが、特例子会社では、2人一組になって一人は入力するデータを読み上げ、もう一人がパソコンに打ち込みます。

    また、一人の人がパソコンに入力したデータをさらに違う社員が再びチェックする(ダブルチェック)のです。

    このように一つの業務を細分化し、多数いる社員に仕事が行き渡るようにし、一人一人に過度な負担がかからないようにしているのも特例子会社の業務の進め方の特徴と言えます。

  • 細分化した仕事を適材適所に振り分ける
  • 特例子会社では、仕事を細分化したうえで、さらに「この仕事は○○さんが得意だから○○さんにお願いするね」とその業務が得意な人に任せるのです。

    また、入社して年数が経過している社員には、「サブリーダー」として業務の進捗状況を確認したり。後輩の社員にOJT(オン・ザ・ジョブ・トレーニング)したりします。(仕事を指導する事)

    そうすることによってやりがいを持たせ、仕事へのモチベーションを高めていく事が出来ると思います。

  • 仕事が安定している
  • このように、仕事を細分化して障害を抱える社員一人一人に仕事をまんべんなく仕事ができるようにするにはかなりの仕事量が確保されてていなければなりません。

    特例子会社の場合、ほとんどすべて親会社が大企業です。

    特例子会社は大企業の本社部門で発生する庶務的な業務を請け負っている場合が多いのです。特例子会社での仕事には主に以下のような業務があります。

    • パソコンのデータ入力
    • シュレッダー業務
    • 郵便物やメール便の仕分け
    • ファイリング
    • 書類の整理
    • 清掃

    本社の人たちが行う仕事に比べたら単純な仕事が多いですが、それらすべて本社の人たちが行ったら時間がいくらあっても足りません。それほど大企業の仕事量は膨大なのです。

    会社としては、本社の人たちには、会社の経営の基盤となる営業活動や、商品開発、店舗開発など専門的な知識を持った人ではないと出来ない仕事をしてもらいたいですから。

    比較的単純な庶務的な庶務的業務は特例子会社に任せた方が会社としても効率がいいです。というわけで、特例子会社は本社から「かなりのボリューム」の仕事が舞い込んできます。ですから、特例子会社は仕事がない「空白の時間」が全くない程、仕事に満ち溢れています。(もちろん、ある程度の企業規模ではないと無理ですが)

  • 精神福祉や業務に精通した支援員が必ず配置されている
  • 特例子会社には、「支援員」と呼ばれる精神福祉や業務に精通した社員が必ず配置されています。支援員は障害を抱える社員の能力や短所・長所を分析し、どうすれば仕事がうまくできるようになるか親身になってアドバイスしたり、社員の業務の進捗状況を管理します。

    障害を抱える社員は体調が万全ではなかったり、仕事がうまくいかなかったりしてストレスを抱え込んでしまったりします。そんなときにやさしく、時には厳しくフォローしたりします。

    支援員の仕事は本当に大変だとは思いますが。我々障害を抱える社員は、この支援員の方のおかげで安心して仕事をすることが出来ます。

  • 社員の定着率が高い
  • 他の会社はわかりませんが私が入社した会社は非常に社員の定着率が高いです。

    設立5年目の歴史の浅い特例子会社ですが、毎年20名前後を雇用し、まだ、誰も自主的に退社したり、解雇されていません。
    それだけ、働きがいがあって社員として居心地がいいのでしょう。

    また、私が働いている特例子会社では、支援員(もちろん健常者)を除き、全て何らかの障害(知的、身体、精神、発達)を抱えていますから、同じ障害者同士、ものすごく仲間意識が高いです。その結果、会社への帰属意識が高いです。

  • 残業がない!
  • 特例子会社で働いてみて何よりも大事だと思ったのが「残業がない」という事です。業務時間はきっかり午前9時から午後5時まで。ほぼ100%定時で帰れます。仕事が終わってからの自分の時間を大切にすることが出来ます。その分、我々の仕事のフォローをする支援員(健常者で正社員)は、朝7時半ごろから会社に来て夜7時ごろまで仕事をしているようです。大変です。

このように、特例子会社は何らかの障害を抱えている人でも、十分に戦力として働けるように特別に配慮されているので、これから仕事を探そうと思っている方も、特例子会社を選択肢の一つに加えてみてもいいと思いますがいかがでしょうか?

特例子会社で働くようになり発達障害でも世の中に貢献できるんだと充実感を感じるようになった

おかげさまで、特例子会社に就職してみて、今のところは大したミスもなく仕事の方は今のところ順調です。今のカイシャに会社の方から信頼されているかどうかは分かりませんが、仕事を休むことなく、きちんと仕事をこなしています。

自分が発達障害と診断される前に働いていた一般企業でいつも感じていた「自分はミスばっかり起こして全然使い物にならない」「こんな仕事は自分に合わないから早く辞めたい」「自分はどこにいってもダメな人間だ」と感じる事はほとんどなくなり、発達障害を抱えていても「社会の一員として貢献している」と感じるようになりました。

これは、一般の企業で働いていた事には考えられなかったことで、今ではものすごく充実感があります。

発達障害のある人は言い訳が多い?

発達障害は「本人が努力すれば治る」と思っている人が多いと思います。発達障害を持っていて仕事がうまくいかなかったり、ミスを連発してし待ったりすると上司や同僚に「サボっている」「怠けものだ」と言われることが良くあります。

発達障害について世の中(特に日本)においてあまりにも浸透しておらず、つらい思いをしている当事者の方も多いのではないでしょうか

しかし発達障害というのは努力して治るものではなく、発達障害のある方が仕事がうまく行かない事が多いのは、致し方がない事なんです。発達障害は性格ではなく、「脳機能の障害」が原因なので、いくら努力しても知らず知らずのうちに、働く上でのマイナスの特性が出てしまうのです。

発達障害であることが未診断な人の場合、自分がなぜそうなるのか分からないので、知らず知らずのうちに言い訳が多くなってしまうと思います。

発達障害の有る人がすべてそうなのかはわかりませんが、私も自分自身が発達障害と診断されるまで実に言い訳が多かったと思います。

スーパーマーケットに働いていた頃、ほぼ毎日のように遅刻をしていました。勤務していた店は駅から遠いところが多く歩いて通えないので主に車で出勤していました。

あまりにも遅刻が多いので、上司に目をつけられよく怒られていました。出勤するのに毎日遅刻するのは社会人としてもちろん論外ですが、上司の叱責に対して言い訳ばかりしていました。

「渋滞していたから遅刻しました。」「寝坊したから遅刻しました」とか。こんな言い訳が通用するわけがありません。ましてのスーパーマーケットは特例子会社でも障害者枠でもありません。普通の一般企業です。

私は当時は自分が発達障害なんて知らなくてただのだらしがない性格だと思っていましたが、あとになって発達障害と診断されて普通の人人には考えられない自分勝手な自分であることに納得しました。

発達障害のある方が企業に合理的配慮を求めるのは非か是か?

発達障害当事者が自分の特性を分かったうえで「このように配慮して頂ければ、普通の人と同じように仕事ができますよ」と企業に配慮を求めるのは大いにありだと思います。

例えば、ADHDの私は、集中力を維持するのが苦手なため、長時間仕事を続けていると集中力が途切れてしまい、ミスを起こしやすくなります。この場合、企業に適度な休憩を求めるのが「合理的な配慮」というわけです。

ただし、自分勝手な都合による言い訳はいくら障害者に対して特別な合理的な配慮がある特例子会社や障害者枠だからといって絶対に通用しません。例えば「渋滞したから遅刻した」なんていうには、社会人以前の問題だと思います。

発達障害と診断されて、企業において一番やってはいけないのは

  • 発達障害だから○○できない

  • 発達障害だから○○は苦手だ

と言い訳をすることです。これは企業からしてみたら単なる「甘え」にしか受け止められません。

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  • 発達障害と企業に求める配慮事項

  • 発達障害とわかればその特性を理解して意識して行動をカバーする事が出来る

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