発達障害であるADHDに苦しむ方が増えている ADHDをチェックしよう | よりよく生きるためにADHDと上手に付き合い幸せになる方法

発達障害であるADHDに苦しむ方が増えている ADHDをチェックしよう

こんにちは ADHDのダイスケです。

ADHDをチェックしよう

ADHDとは発達障害の中の一つで、多動性、不注意、衝動性などが普通の人と比べて著しく強く表れ、生活上に困難をきたす障害で、発達障害のなかでも最も頻度が高く、発症率は3~7%と言われています。

これは生まれつき脳の神経の情報伝達能力に問題があり、注意力散漫で、集中力に欠け、記憶が飛ぶ、落ち着かない、じっとしていられない、社会人になってからも仕事中他の事に関心が移りミスをしてしまう、無くし物や忘れ物がひどい、位置・空間把握が苦手で自分がどこにいるか分からなくなる、などもっといろいろな症状があります。

私もADHDの当事者の一人で、とにかくそそっかしく、忘れ物や失くしものが多く、運転免許証なんて6回も失くしています。

この症状は私が子供の時からあったもので、私に限らずADHDのある方は、子供の時からその症状というか、特性に苦しんでいます。

ADHDの子供にみられる特徴
         
         

  • 授業中に立ち歩いてしまう
  • 忘れ物が多い
  • 怪我や事故が多い
  • よく確かめずに行動してしまう
  • 親や先生に良く叱られる
  • ボーっとして聞いていない事がある
  • 会話に紛れ込んでしまう
  •     

参照書籍 図解 よくわかる大人のADHD


ADHDの行動特性は無意識のうちにでてしまう!わざとではない

ADHDがあると、子供の時から、落ち着きがなく、身の回りの整理整頓が出来ず、学校や自分の家の居住スペースも物が散らかっていたりします。また、注意力が散漫で、不注意による事故やケガが多いのが特徴です。

私の子供の時もそうでした。

ADHDがあると軽はずみな行動や、何かをやるときに「注意して失敗ないようにしよう」というように自分の行動を抑制することが難しいのです。

本人にとっては、別にそのような事を意識してやっているのではなく、むしろ無意識のうちに行ってしまうのが問題なのです。

ADHDがある人は脳が通常の人と働き方が異なっている事が分かっています。ADHDがある人は、脳の特定の部分の働きが活発ではないのです。

前頭前野の働きが弱い

前頭前野とは、「実行機能」を司る部位の事で、脳に入ってくる五感の情報(視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚)を的確に認識・処理して、それに対して適切な反応や行動を行うようにしたり、注意力や感情をコントロールする働きを司るのですが、ADHDがある人は、その前頭前野の血流量が十分ではないとい事が分かってきました。

ですから、ADHDがある人は前頭前野の働きが弱く、集中力が続かず、感情をうまくコントロールできず、行動をうまく計画することが出来ず行き当たりばったりで、ワーキングメモリ(一時的な記憶保持機能)が弱いという事があります。

ADHDがあるとワーキングメモリ(一時的記憶保持能力)が弱いと実感する体験

私はレンタカーの受付のアルバイトをしています。

接客業というのは、お客様への接客を最優先に行わなければなりません。どのようなお客様が来るのか分かりませんし、お客様の要求によって臨機応変に対応しなければなりません。

接客業を最優先に行わなければなりませんので、例えば、何かの書類を作ったり、書類整理をしている時でも、お客様が来たらその作業を中断してお客様に対応しなければなりません。お客様の要求というのは、いつ、何を要求してくるのか分かりませんし、数多くのお客様が来たら、それぞれ言うことが違うし、それに的確に、臨機応変に対応しなければなりませんから大変です

また、そのようなときに限って、レンタカーの予約の電話なんかがかかってきます。

お客様への対応が終わって、中断していた作業に戻ろうと思っても、どこまで作業をやったかまるっきり分からなくなることがあります。特に、忙しくバタバタしている時は、本当に自分がなんの作業をしているのか分からなくなします。

短時間のアルバイトでもこのありさまですから、接客業というのは本当にADHDには向いていないと思います

ADHDがある人は運動や行動をスムーズに行う尾状核と呼ばれる部分が小さくて働きが弱い

ADHDがあると、尾状核と呼ばれる脳の部分がADHDのない人に比べて小さい傾向があるそうです。

尾状核というのは、運動や行動をスムーズに行う運動調整機能を司っていて、ここの機能が弱いために、ADHDのある人は、運動が苦手だという人が多いそうです。

私も運動が大の苦手です。

         
         

  • 泳げない
  • 縄跳びの二重跳びが全くできない
  • 鉄棒の逆上がりができない
  • 6段以上の跳び箱が飛べない
  •     

私は、子供の時から46歳の現在に至るまで、全く泳げませんし、いまだに縄跳びがうまくできません。これもADHDが由来するモノでしょうね。

ADHDがある人は、脳の中での神経伝達物質の働きが弱い

ADHDが関係する脳内の神経伝達物質はドーパミンとノルアドレナリンで、ワーキングメモリをうまく作用させたたり目的を持って計画的に行動する事を促したりと重要な働きがあります。

ADHDが問題なのは、脳内神経伝達物質であるドーパミンの働きが弱く、隣接する脳内神経に情報伝達がうまく行われていない可能性が高いのです。

発達障害は脳の機能障害!本人に責任を求めるのはあまりにも酷な話!

以上のように、ADHDをはじめとする発達障害は、脳機能の一部が普通の人とは異なる働きをするために起こる、その人の個性です。その特性により周りの人になかなか理解されない側面はありますが、当事者にとって、無意識に行ってしまうものです。

従って、周りの人たち(特に、両親、学校の先生など)が、理解をもって接する事がものすごく大事な事だと思います。

決して「なんでこんな事もできないんだ!」等と、大人の目線でってもむしろ逆効果です。本人に責任を求めるなんてもってのほかです。暖かい目で見守りましょう。


ADHDをチェックしよう

最後に、ADHDの疑いがある行動や考え方をチェックできるものです。「はい」が多い程、ADHDの疑いが強くなります。ぜひチェックしてみましょう

ADHDをチェックしよう ADHDのチェックリスト
ADHDをチェックしよう 不注意
番号 質問 チェック
1 学業、仕事、その他の活動において、しばしば綿密に注意することが出来ない、または不注意な過ちを犯す。
2 課題または遊びで、注意を維持することがしばしば困難である
3 直接話しかけられた時にしばしば聞いていないように見える
4 しばしば指示に従えず、学業、用事、または職場での義務をやり遂げることができない(反抗的な行動、または指示を理解でないためではなく)
5 課題や活動を順序だてる事がしばしば困難である
6 (学業や宿題のような)精神的努力を要する課題に従事することをしばしば避ける、嫌う、またはいやいや行う。
7 (例えばおもちゃ、学校の宿題、鉛筆、本、道具など)課題や活動に必要なものをしばしばなくす
8 しばしば外からの刺激によって容易に注意をそらされる
9 しばしば毎日の活動を忘れてしまう。
10 しばしば外からの刺激によって容易に注意をそらされる
11 しばしば毎日の活動を忘れてしまう。

以上の不注意の症状のうち6つ以上が少なくとも6カ月以上続いたことがあり、その程度は不適応的で発達の基準に達していないものがADHDと診断される可能性がある

ADHDをチェックしよう 多動性
番号 質問 チェック
1 しばしば手足をそわそわと動かし、またはいすの上でもじもじする。
2 しばしば教室やその他、座っている事を要求される状況で席を離れる。
3 しばしば、不適切な状況で、余計に走り回ったり高いところへあがったりする。
4 しばしば静かに遊んだり余暇活動に就くことが出来ない。」
5 しばしば「じっとしていられない」または、エンジンで動かされるように行動する。
6 しばしばしゃべりすぎる。

以上の不注意の症状のうち6つ以上が少なくとも6カ月以上続いたことがあり、その程度は不適応的で発達の基準に達していないものがADHDと診断される可能性がある

ADHDをチェックしよう 衝動性
番号 質問 チェック
1 しばしば質問が終わる前にだしぬけに答えてしまう。
2 しばしば順番を待つことが困難である。
3 しばしば他人を妨害し、邪魔をする(例えば会話やゲームに干渉する)
4 他の人と、雑談などのような社交的な会話を楽しむことができる。
5 自分が話をしているときには、なかなか他の人に横から口をはさませない。
ADHDをチェックしよう 診断結果

以上の不注意の症状のうち6つ以上が少なくとも6カ月以上続いたことがあり、その程度は不適応的で発達の基準に達していないものがADHDと診断される可能性がある

出典 DSM-4における注意欠如・多動性障害の判断基準

まとめ

発達障害は、成人になって社会に出てみるとその特性がマイナスに作用して、社会人として必要なコミュニケーションが取れなかったり、「全く空気が読めないおかしな人」といったようなイメージを持たれ「社会人失格」といった烙印を押され、生きづらさを感じてしまいます。

ADHDならば、他の普通の人では考えられないような単純なミスをしてしまったり、あまりにも仕事が多くて、優先順位が分からなくなって混乱してしまって、会社に迷惑をかけてしまい、会社に居づらくなって自分から衝動的に会社を辞めてしまったり、最悪の場合クビになったりします。

私が初めて発達障害と診断されたのは44歳です。それまでに結婚に失敗したり、仕事が続かなくて10回も転職して、貯金が全くできなかったり・・・

普通の人ならば、安定した仕事について、年収300~500万くらいの収入を得て幸せな結婚をして、かわいい子供もいて、いい家庭を気付いているでしょう。私にとっては本当に羨ましい限りです。

そうならないようにも、人生損したと思わないようにも、もっと早く気づいていれば、こんなに生きづらさを感じなくても済んだと思わないように、出来るだけ早くチェックしてください。

発達障害と気づきさえすれば、薬物療法とか、認知行動療法などで、特性を軽減する方法はいくらでもありますし、周囲の人から理解される環境を作ることが出来ますし、格別に生きやすくなりますから。ぜひお願いします