精神障害ってなんだろう?正しく知って精神障害で苦しむ当事者をもっとよく考えよう | よりよく生きるためにADHDと上手に付き合い幸せになる方法

精神障害ってなんだろう?正しく知って精神障害で苦しむ当事者をもっとよく考えよう

こんにちは ADHDのダイスケです。

精神障害ってなんだろう?精神障害で苦しむ当事者をもっとよく考えよう

自分が発達障害と診断され、自分が障害者となり精神や発達障害者と知り合う機会も増え、当事者の置かれている現状や、当事者の方がいかに苦しんでいるか思い知られた。

またこのブログをFacebookやTwitterに投稿しているが、SNS上での情報交換で世間一般に精神障害の事が広く周知されているとは言い難い。無知が故の偏見や差別に満ち溢れている事を改めて知った。

今や私にとって他人事ではない。精神障害とは何か。微力ながらこのブログで記事を書くことでもっと深く精神障害とはなんなのか広く知ってもらいたい。

精神障害ってなんだろう?精神障害で苦しむ当事者をもっとよく考えよう

精神障害の事に興味を持ち、勉強するようになったのは私が障害者として生きるようになってから。まずは、そのきっかけとなった私の半生を皆さんに知ってもらいたいので詳しくプロフィールを書こうと思う。

健常者から障害者へ

幼少期 ちょっと変わった一人遊びが好きな泣き虫男の子

私は子供の時から生きているのに違和感があった。

普通の子供は2歳あるいは3歳ともなれば言葉をだんだんと覚えしゃべれるようになるだろう。しかし、私の場合は、母親から聞くと言葉を話せるようになったのは普通の子供より遅く、4歳になってかららだという。

また、普通の子供は同年代の子供たちと積極的にコミュニケーションをとり、友達を次々と作っていくが、私はそんなことがなかった。一人遊びを好み、家の中で一人で電車の絵を描くことが多かった。

また、ちょっとしたことですぐに大声で泣くので近所でも有名だった。

いじめられていた記憶しかない小学校時代

小学校に上がるといよいよ周囲から浮いた存在になった。

絵が得意で、市の絵画コンクールで入賞したこともあったが、それ以外は全くダメな子だった。

まず、身なりがだらしない。整理整頓が全くできない。机の中がいつもぐちゃぐちゃになっていた。忘れ物や失くしものはいつもの事。通信簿には担任の先生から「とにかくだらしがなくて落ち着きがない。好きな科目はよく勉強するが、理科や算数とか興味のない科目は全く勉強しない。やれば出来るのに」といつも書かれていた。

精神障害ってなんだろう?精神障害で苦しむ当事者をもっとよく考えよう

そのような生活態度が同級生から「異質な奴」と映ったのだろうか?小学校時代にはひどいいいじめの対象になっていた。下駄箱にある私の靴の中に水を入れられる。○○菌(○○は苗字)と呼ばれたり、みんなからシカトされ誰からも口をきいてもらえなかったりした。小学校時代はとにかくいじめられた記憶しかない。

今から考えると「特別支援学級に入っていたとしてもおかしくないと思う。ただ、私が小学生だったのは今から40年近くもも前の前の事であり、当時は発達障害という概念もあまり知られていなかったと思う。学校の先生も知らなかっただろうし、まして親など知ろうはずもない。


明るくなった中・高校性時代 勉強せず自己中心的だった大学時代

中・高校生になるにつれ、積極的に人と関わりたいという欲求が出てきて、クラスメイトを悪ふざけを知りして明るくなり、友達も多くできた。

大学時代は、ろくに勉強をせず、遊んでばかりいてパチンコを覚えたのもこの時期だった。単位が足りなくなり、「このままじゃ卒業できない」と大学の担当教授から言われ、慌てて猛勉強。いまから考えると普段ダラダラして、期限ぎりぎりにならないと行動しない「先延ばし癖」のあるADHDの特性だったのだろうか?

某大手スーパーマーケットのレジ周りの買い物かごを整理したり、清掃するバイト、東京ディズニーランドのレストランで調理補助をするバイトも大学生時代にしていたが「面白くない」という自分勝手な理由で途中で行かなくなってしまった。

当時は単なる性格だとおもっていた。

4年生になると「就職活動」が本格化するが、私は就職活動しか頭になかった。

当時、ゴルフ部に所属していたが、4年生にもなって就職活動もろくにせずゴルフの練習ばかり明け暮れているゴルフ部の同級生に嫌気が指し、会合にもわざと参加しなかった。この結果、ゴルフ部の同級生から総スカンを食い、以後誰からも相手にされなくたった。

今から考えれば、この行動は、空気を読めない、自己中心的で相手の気持ちを汲み取る事が出来ない「アスペルガー症候群」の一つの特性だったのではないか?

社会に出てから 

精神障害ってなんだろう?精神障害で苦しむ当事者をもっとよく考えよう

社会人になってからは、何度もこのブログに書いているが、ミスと社会不適合の連続で、一般雇用されてはいるが自己退社もしくは解雇の繰り返し。仕事が続かない

私の職歴については以下のページに詳しく書いてあるのでご興味があったらご覧ください。

これまでしてきたバイトや職歴からADHDに向く・向かない仕事を考える
バイトや職歴からADHDに向く・向かない仕事を考える②

自分はあくまで普通に一生懸命仕事をしているつもりでも、なぜかミスをする。他の人はなんの問題もなく仕事をこなしているというに、他の人が出来て何故自分は出来ないのか?

特に自分が自分をおかしいと思ったのが、次の通りだった。

「意識すればするほど、同じミスを繰り返す」

特にこれが顕著に出たのが、いわゆる健常者として一般雇用されていた最後の仕事であった紙類の倉庫の会社でフォークリフトオペレーターの業務についていた時だった。倉庫に保管してある紙製品を注文した印刷会社などに卸す仕事。パレットに乗っている紙製品を移動させるにはフォークリフトが欠かせない。

フォークリフトは重機である。よく前後左右を確認して乗務しないと、この画像のように、フォークリフトを倉庫内の壁や柱にぶつかって棚の商品や荷物を落下させたり倒ししてしまう事故が発生する事がある。


私はここまで派手な失敗はなかったが、パレットに乗った紙製品を高いところに積んでいる時に、フォークのツメを深く入れなかったために、商品の重さを支えきれずに落下させたことがある。また、フォークリフトは車と同じである。下手をすると倉庫内で人をはねたり、ぶつけてしまう。

私は、フォークに乗っていて幸いにして人身事故はなかったが、ヒヤリとしたことは何回もあった。

また、この業務についている時、最大の致命的なミスが相次いで起きた。

印刷会社などからの注文を受け、倉庫では「出庫指示書」というのを出す。これは紙製品の銘柄、数量、納期等がかかれており、フォークオペレーターはこの指示の通りに倉庫からの出庫作業を行なわなければならない。私はこれをよく間違える。

伝票通りの銘柄ではなかったり、数量を間違えたりする。

必ず第三者が出庫前にチェックするが、たまにこのチェックをすり抜けて、注文とは違う商品がお客に届く場合がある。私はあまりにもこの「出庫違い」というミスをする頻度が多かった。

ミスをするたびに上司から呼び出され「絶対にミスをするな。次回やったらクビだ」と何回も激しく注意された。

そして、心に誓う。

「よ~し 絶対にミスをしないように落ち着いて仕事をしよう」

しかし、ミスをしてはいけないと思えば思うほど、強く意識すればするほど、まるで呪いを受けているようにまたしょーもないミスをする。

絶対にミスをしてはいけないという強い意識が私にとって強いプレッシャーになり、それがストレスになるのか。あるいはただ焦っているだけで落ち着いて行動すれば、ミスが防げるのか、単なる性格の問題なのか、その時点では分からなかった。まして他の人はなんの問題もなく、焦ることもなく平然と仕事をこなしているのである。

ついに解雇される!

日がそれほど立たないうちにまた同じようなミスを繰り返し、ついに解雇された。この会社の在職期間は約2年。その前にも同じような紙製品の出庫作業を行う会社に5年いたが、そこでは包装とか梱包とかのルーティンワークが多かったので私にしては長く続いた方だ。

その後、凝りもせず、同じようなフォークリフトに乗る紙類倉庫会社に勤めることになったが、ここでも同じようなミスで3日持たずに解雇された。

なぜ、こんなにもミスをしてしまうのか?

自分でも怖くなり、何か頭がおかしいのではないかといろいろと調べるうちに、発達障害なのではないかと疑うようになり、心療内科を受診したところ、案の定ADHDであると診断された。

自分は
障害者
だったのだ!

その後、精神障害福祉手帳3級も取得し、名実ともに障害者になった。

ADHDと診断されたことで、今までのどうしようもない人生の謎が解けた気がした。私が小学生だらしがなくていじめられていた事、大学時代に自分勝手にバイトを辞めたこと、ゴルフ部の会合にわざと行かなかったことなど、他の人の事を全く考えない全くの自己本位。これはずっと自分の性格によるものだと思っていたが、発達障害であるといわれ、その原因が脳の機能障害によるものだという事が分かった。

無職となり生活再建のために、パソコンの技能を学ぶための職業訓練学校に通い、その後、就労移行支援事業所で職業訓練を1年8カ月行って特例子会社での就労を勝ち取った。

現在、働いている特例子会社では、知的障害を抱える若い方が大勢働いている。彼らは物覚えが悪く、少し要領が悪いところがある。なかなか仕事を覚えられない人もいる。(中には、「どこが知的障害なんだ。健常者と変わらないじゃないか」という人もいる。)
でも、彼らは一生懸命仕事に取り組んでいる。仕事の指示をメモに取り、分からない事があればわかる上司や先輩にすぐに聞く。

これは、私の知的障害者に対するイメージを変えた。やはりこのような事は一緒に仕事をしてみないと分からない。

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精神障害とは何か 一緒に考えよう

そこで、いろいろな精神障害のある方や、私と同じような発達障害のある人と知り合い、話をするようになった。そこで精神障害者の置かれている現状や、当事者の方がいかに偏見や差別に悩まされているか思い知らされた。

今や私にとって他人事ではない。私の発達障害はまだ軽い方である。もっと重い障害に苦しんでいる人が大勢いる。

私は自分が発達障害と診断された事がきっかけで、精神障害について興味を持ち、もっと知りたいと思うようになった。微力ではあるが、このブログを通じて、出来るだけ多くの人が精神障害について正しい知識を持ってもらいたい。偏見や差別に苦しむ当事者の事をもっと考え、偏見や差別をなくして行きたい。前置きが長くなったが、改めて「精神障害とは何か」について考えて頂きたい。

精神障害とは何なのか?

精神障害とは、福祉的側面と医療的側面がある。

精神の不調により継続的に日常生活または社会生活に相当な制限を受ける方もしくは状態。行政による福祉的なアプローチが必要となる。

精神障害とは以下のような種類がある。ざっとあげるだけでこんなにある

  • 症状性を含む器質性精神障害

  • 交通事故で頭に強いダメージを負ったり、脳梗塞などの脳の病気が引き起こす高次脳機能障害。記憶障害や認知機能の低下がみられる。他にアルツハイマー型認知症なども含まれる。

  • 精神作用物質使用による精神および苦しんでいる行動の障害

  • アルコール、タバコ(ニコチン)、カフェイン、鎮痛剤・催眠剤、大麻、幻覚剤、覚せい剤、揮発税溶剤による急性中毒、依存、離脱症状、精神錯乱状態、健忘症状。

  • 統合失調症 妄想性障害

  • 統合失調症とは、思考の障害である。幻覚・幻聴を主症状とし、症状が進むと社会性や日常性の低下がみられ、意欲や感情の低下・喪失、社会的ひきこもりを経て、人格崩壊に至るケースが多い。

  • 気分(感情)障害 

  • ある程度の期間にわたって持続する気分(感情)の変調により、苦痛を感じたり、日常生活に著しい支障をきたしたりする状態のことをいう。うつ病と双極性障害など広範囲な精神的疾病がこの名称にあてはまる。

  • 神経症障害 ストレス関連障害

  • 身体的(器質的)には何の異常がないのにも関わらず、ストレスなどで心身に何らかの症状を示すもの。パニック障害、適応障害などが含まれる。

  • 成人の人格及び行動障害

  • パーソナリティーとは、その人の持つ物事の捉え方、思考、行動パターンである。通常なら適切に他人との関係を保つように物事を捉えたり、思考したり、行動したりするものだが、パーソナリティ障害とは育った環境やストレスなどにより他人や本人の健康や精神状態に悪い影響を与えるような偏った思考や行動パターンが出るようになり、社会生活や日常生活において様々な支障をきたす状態の事である。

  • 知的障害

  • 一般的には金銭管理・読み書き・計算など、日常生活や学校生活の上で頭脳を使う知的行動に支障があることを指す。知的機能に制約があること、適応行動に制約を伴う状態であること、発達期に生じる障害であることが知的障害の定義とされている。

  • 心理的発達の障害

  • いわゆる「発達障害」の事である。

    おおまかに、自閉症スペクトラム、学習障害、広範性発達障害が含まれる。

  • 小児期及び青年期に通常発症する行動及び情緒の障害

  •  

    多動性障害(ADHD)、行為障害、行為及び情緒の混合性障害、小児<児童>期に特異的に発症する情緒障害、小児<児童>期及び青年期に特異的に発症する社会的機能の障害、チック障害。障害

     

(引用:第Ⅴ章 精神及び行動の障害(F00-F99) |厚生労働省HP)

まとめ

精神障害のある方は、見た目では分からないという事である。

特にボーダーや軽度の方のような障害の程度が軽い場合は、特に当てはまる。

これは、就職しようとする時に痛感する。

身体障害者の場合、企業側が配慮するべき項目は、すぐに分かる。例えば足が不自由で車いすを使っている場合、移動しやすいように段差をなくし、スロープにするとか、具体的な配慮を行うことが出来る。

だが、発達障害や精神障害の場合、見た目ではわからないため、応募の際、自分で企業側に配慮してもらいたい項目を伝えなければならない。そうしなければ、企業側はどのように配慮したらよいかわからない。

そのため、精神障害や発達障害を抱える方は、自分の障害特性を認知し、自己分析して配慮事項を企業に伝えなければならない。そうしなけらば就労に結びつかない。

日常生活についてもそうである。見た目は普通の人と変わらないのに、少しでも変な行動をしたりすると白い目で見られる。これが、差別や偏見につながっていると思う。

ならば、正しい知識を身につける事が大事である。

精神障害には実に様々な種類と項目がある。私は出来る限り、精神障害についての各項目について出来るだけ詳しく記事にまとめようと思う。

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