発達障害の当事者が親の介護と自分の老後を考える

発達障害の当事者が親の介護と自分の老後を考える 介護疲れから自分の時間をとり戻す方法

発達障害の当事者が親の介護と自分の老後を考える 介護疲れから自分の時間をとり戻す方法

発達障害の当事者が親の介護と自分の老後を考える

若いうちならまだあまり考える事はないかもしれないが、ある程度年を取ってくると考えなければならないのは親の老化と介護の問題だと思います。

親の介護の問題は誰でも避けて通れない問題です。我が家もその問題に直面しています。

私は現在47歳。私の父親はもう80歳になる。

父は60代のころから糖尿病を患っており、糖尿病外来に月1回通って診察と糖尿病の薬をもらって毎日食前に服用しているにも関わらず、最近はどうも悪化しているらしく、トイレで用を足すのと食事をする以外はほぼ寝ている状態です。

糖尿病の症状なのでしょうか?オヤジは食事を受け付けず、食べるとすぐに吐いてしまいます。我が家は茶の間が2階にあって半年くらい前までは自分で2階まで上がってきて食事をとっていましたが、最近は歩くのもやっとで、とてもじゃないけど2階まで上がってくる事が出来ず、オヤジの部屋まで食事を届けます。食べられないのは分かっているので、普通の人が1食に食べる3分の1くらいの量なのですが、それでも食べられないらしく、半分くらい残してしまいます・

現在のおやじの容体は、体重約30キロ、ほぼ骨と皮だけ。トイレや風呂には自力で行けるが、ちょっとした段差ですぐに転んでしまい、筋力がないから一人では起き上がれません。

オヤジは発達障害 意思疎通が全くできない

オヤジは発達障害の一つである高機能自閉症、それもかなり重度な状態です。しゃべるとどもるし、元気なころは自分の趣味の話を誰も聞いていないのに演説のように延々と話すし、趣味の話をしている時以外は、しゃべると自分で何を話しいいのか分からないらしくめったにしゃべりません。

糖尿病になってからも、糖尿病の症状として気分が悪くなったり、吐き気があると思うのですが、家族として一番困るのは意思疎通が出来ない事。オヤジは自分の症状を家族に言う事が出来ず、家族が心配になって「大丈夫なのか?」と聞いても全く答えようとしません。

毎日がそんな状態だから、家族がオヤジに対してどう対応していいか分からず、その結果がオヤジの糖尿病がひどくなった原因かもしれません。

オヤジの糖尿病は発達障害と因果関係があるかどうか分からないのですが、若い時から酒好きでビールやら日本酒やらウイスキーやらかなり飲んでいたようです。そういう若い時からの不摂生が糖尿病の発症と関連があるかもしれません。

オヤジがついにボケた。不可解な行動

その父親が最近どうも認知症になった感じなのです。まだ認知症と診断されたわけではないのですが、認知機能が衰えているのは確かです。

オヤジは最近はたいてい寝ていますが、その理由はだるくて起き上がれないらしいのですが、ごくたまに体調がいい時があるらしく、その時はおやじの部屋にあるソファーに座ってテレビを見たりしています。

その起きている時に、素人ながら「認知症じゃないのか」と思われる不可解な行動をたびたびするようになりました。

つい最近も、オヤジの部屋にある石油ストーブをパンを焼くオーブンレンジと思い込み、一生懸命パンを焼こうとしていました。何をやっているんだろうと思い「そんなんじゃパンなんて焼けないよ」と言っても、本人は聞く耳を持たず一生懸命パンを焼こうとしています。

発達障害の当事者が親の介護と自分の老後を考える

そのほかにも、夕食を食べたばかりなのに、2時間後に「まだ飯を食ってないからなにか飯を食わせろ」なんて言ってきます。

現在、家にいるのは自分と母親と父親ですが、オヤジを一人で家に置いていると何をするか分からないし、体が弱って一人では自分の食事の用意もできないので母親と私のどちらかが家にいてオヤジの面倒を見なければなりません。

母は意思疎通が難しい父に対していつもイライラしていて、オヤジと接する時はいつも怒鳴っています。

私は発達障害の当事者 発達障害の当事者が親の介護をするなんて精神的に辛すぎる

介護離職という言葉があります。介護離職とは、親が介護を必要となったときに、経済的に老人介護施設などを利用する事が出来ずに在宅介護を余儀なくされたような場合、大抵の場合は介護するのはその配偶者ですが、その配偶者も高齢に伴って介護するのがきつい場合はその役目は子供になります。

もし、仕事を持っていたとしても付きっきりで親の面倒を見るためには仕事を辞めざるを得なくなります。

母ももう高齢ですし、高齢の母が父を介護するのは老老介護という事になります。そしたら母に精神的や体力的な負荷がかかり、そのうち倒れてしまうかもしれません。そしたら父の介護をするのは私の役目という事になります。

私が母に代わって主に父を介護するようになったら苦労して入った今の特例子会社を辞めてまで面倒を見なければならなくなるかもしれません。それだけは勘弁してもらいたいです。

今の会社は今年の4月に入社したばかりです。これからいろいろな仕事を覚えて会社にとって戦力になろうと一生頑張っています。障害者差別解消法の制定に従い、うちの会社では昇進や昇格、賃金面で障害者と健常者の区別をなくしていく方向で動いています。頑張れば発達障害当事者であろうと給料やポストなど普通の人並みになるかもしれません。そんな矢先に、介護離職なんてしたくありません。

私は発達障害の当事者です。オヤジの遺伝子を受け継いだのかもしれませんが、自分の事で精一杯です。とてもじゃないけど意思疎通の難しいオヤジの面倒を見る事は精神的に辛すぎます。

親子なんだから年老いた親の面倒を見るのは当たり前、親の面倒を見るなんてつらいなんて言ってんじゃねえよと言われるかもしれません。しかし、今のオヤジの状態では、母と自分だけで面倒を見るのは限界があります。

自分の親がこのような状態になるのはとても悲しい事ですが、これが現実なのです。

役所に相談に行く

家族としてオヤジへの対応をどのようにしたらよいか分からないためFacebookで以下のような書き込みをしました。

父親が完全にボケた。認知症だ。

そろそろ、役所に行って高齢者福祉担当の人に相談しなければならないと思う。

オヤジは重度のアスペルガー症候群で、自分の症状を表現できない。

糖尿病が悪化し、食事を受け付けず、何か食べるとすぐに吐いてしまい、体重30キロ。骨と皮だけ。

コミュニケーションが全く成り立たない。どう対応していいかわからない。

私と同じように、高齢認知の親を抱えている方は多いと思いますが、どうのように対応していますか?
参考にしたいと思います。

そしたらたくさんの方からアドバイスをいただきました。

介護保険とは?

アドバイスをもとに、本日(11月29日)、私の居住地の千葉県船橋市の市役所の高齢福祉課に相談しにいってきました。

そうしましたら、介護保険課に行くように言われ、介護保険の申請についていろいろ教わりました。

介護保険は40歳以上になったら誰でも加入することになります。介護保険の被保険者です。働いている人は40歳になりますと給料から介護保険料が天引きされます。

65歳以上になりますと、介護保険の第一号被保険者となり、日常生活で介護や支援が必要となった場合に市の認定を受け介護サービスを利用することが出来ます。

40歳以上65歳未満の人は、第2号被保険者となり、特定疾病により日常生活が困難になり介護や支援が必要となった場合に市の認定を受け介護サービスを利用することが出来ます。

せっかく、介護保険料を払っているのだから、これを利用しない手はないですよね。

介護サービスを利用する手順について

以下の表は私が居住する千葉県の船橋市における介護サービスを利用する手順です。相談しに行ったときに頂いた船橋市の「介護保険・高齢者 福祉ガイド」を参照しました。

①申請 介護サービスを利用したい人は市の担当窓口に申請する
②認定調査 主治医意見書 市の職員が自宅等を訪問し、心身の状況の調査を行う。また本人の主治医に対して心身の状況についての意見書を書いてもらう

③審査・認定 認定審査の結果及び主治医の意見書をもとに「介護認定審査会」で介護の必要性や程度について審査・判定を行う

④認定・通知 介護認定審査会の審査結果に基づいて「非該当」「要支援1.2」「要介護1~5」までの区分に分けて認定する。認定結果が記載された認定結果通知表、被保険者証及び負担割合証を送付する。
⑤ケアプランの作成 認定結果をもとに、心身状況に応じて「要介護1~5」の人は居宅介護事業支援業者と話し合い、各種サービスを組み合わせたプランを作成する。「要介護1・2」の人は地域包括支援センターでケアプランを作成する。
⑤介護サービスの開始 ケアプランに基づいて在宅や施設で保険・医療・福祉の総合的なサービスを受けられる。

船橋市役所の介護保険課の人から、お話を伺う限り、介護認定を受けられる可能性が高いので、とにかく介護保険の要認定申請をして下さいといわれました。

オヤジの認知症については、時々わけの分からない言動をする事があるという事だけなので、認知症だと私が思っているだけで、脳神経外科や認知症外来には連れて行ってないので、認知症の診断は受けていません。

とりあえず、認知症ではなく、糖尿病の悪化によりやせ細り、筋力が衰え日常生活に支障が出ているので「主治医の意見書」はオヤジが通っている糖尿病外来の先生に書いてもらうつもりです。

その糖尿病外来の先生の了解を得られたら、申請します。

まとめ

父の要介護状態がどのように判断されるかどうかわかりませんが、その判断結果により、訪問介護や訪問入浴サービス、通所介護(デイサービス)など、いろいろな介護サービスが受けられますので、認定されたら私たち家族の精神的・体力的負担が減ると思います

オヤジがどのような判断をされたのか、また要介護状態区分に応じてどのような介護サービスが受けられるのか後程このブログで報告したいと思います。

自分の老後については、現在独身。こんな発達障害の男に嫁など来るかと思いますが、結婚したい。このまま独身だともし自分が老人になったとき認知症になってもだれも自分の面倒を見てくれない。

自分が認知症になっても、自分で介護保険の申請をしなければならないのか?老後が心配。

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コメント

  1. 名無し より:

    介護離職についての記事を見ました。
    同じ発達障害者ですが、実家で就労支援に通所しているときは、無収入で親から経済的な補助を受けていました。
    今就労して、ようやく回収しつつあります。

    介護離職だけはしたくないですね。
    離職すると自分の収入がなくなり、家計が回らなくなります。
    将来を考えると、親は介護サービスに面倒を見てもらって、自分が自立できるようにしたいです。