発達障害が生きづらいのは人間の進化において必然的な結果なのか?

発達障害が生きづらいのは人間の進化において必然的な結果なのか?

こんにちは ADHDのダイスケです。

発達障害が生きづらいのは人間の進化において必然的な結果なのか?

5月21日にNHK総合で「NHKスペシャル 発達障害 知られざる未知の世界」が放送されました。ご覧になった方も多いと思います。

この番組では、自閉症スペクトラム障害の人の中には、知覚や感覚の過敏に悩んでいる方が多いと伝えています。私はADHDですが、今のところ知覚過敏や感覚過敏はありません。その感覚が分かりません。NHKの番組を見て、私は目だった感覚過敏はありませんが、この番組を見て感覚過敏で苦しんでいる方がいかに多いか思い知らされました。目からうろこが落ちる思いでした。

ここでこの番組を見た私の率直な感想と意見を書きたいと思います。

率直な感想 発達障害って動物の脳なんだな!発達障害って現代社会では生きづらいが、発達障害独特の動物的感性を生かせば十分に人生楽しく生きられる!

この番組を見て私はこのように感じました。これはあくまでの私の個人的な感想と持論であり、この意見に同調できない方もいらっしゃると思いますが、どうぞ最後までお読みください

皆さんもご存じのように発達障害には大きく分けて次の3つに分類されます。

発達障害の分類
  1. 注意欠如・多動性障害(ADHD)
  2. 自閉症スペクトラム
  3. 学習障害

この番組で取り上げられていたのが、発達障害のなかでも自閉症スペクトラム障害は音や視覚などの感覚にものすごく敏感ないわゆる「知覚過敏」「感覚過敏」の症状に 悩まされるか方が多いという事です。

また、自閉症スペクトラム障害、ADHD、学習障害は3つとも「感情のコントロールが苦手」「他の人とのコミュニケーションが苦手」「衝動的、感情的な行動が多い」という点では一致しています。

では、自閉症を中心に多くみられる知覚過敏や感覚過敏や3つの発達障害に共通している「感情のコントロールが苦手」「他の人とのコミニケーションが苦手」「衝動的、感情的な行動が多い」は何から由来しているものなのでしょうか?

これは私の個人的な感想と持論なんですが、発達障害は直感的・衝動的であり、言ってみれば動物の脳なんだなと番組を見て思いました。発達障害が人間の社会において生きづらさを感じてしまうのは、人間の進化において必然的な結果であると思います。その理由を述べていきます。

感覚過敏・知覚過敏とは?

自閉症スペクトラム障害の人の中には、嗅覚、聴覚、視覚、味覚、触覚に異常に敏感だったり、逆に鈍感だったりします。すべての自閉症スペクトラム障害の方に当てはまるわけではありませんが。

自閉症スペクトラムで感覚過敏に悩んでいる方は普通の人には考えられない生活上の支障を抱えています。


自閉症スペクトラム障害の人の音の聞こえ方

下の動画は、感覚過-1の方の音の聞こえ方です。

普通の人は本当に必要な音の情報のみを脳で選択して、不必要な音は実際には聞こえているのですが、気にならないのです。いわゆるフィルター(慣れ)機能です。自閉症スペクトラム障害をを抱えている人の中には、すべての音の情報を脳で受け取ってしまう。「音の洪水」「聞こえすぎ」です。

感覚過敏を抱える人の場合、聞きたい音だけ聞こうと思っても、他の不必要な音の情報まで脳で受け取ってしまうので、肝心な聞きたい音の情報に集中できないのです。

例えば、誰かと二人で街を歩いていてその人を会話をしていても、必要な音の情報は相手の会話の内容ですが、自閉症スペクトラム障害の感覚過敏の方は、行きかう車の騒音、2人以外の人の話し声などの喧騒がすべて頭に入ってきてしまいます。そのため相手との会話が聞こえづらく、会話に集中できないのです。

自閉症スペクトラム障害の方が「他の人とのコミュニケーションが苦手」である理由はこのことが原因かもしれませんね。

自閉症スペクトラム障害で感覚過敏の方が見た風景

発達障害が生きづらいのは人間の進化において必然的な結果なのか?

視覚においても、知覚過敏の人は普通の人に比べて不必要な光を多く脳に取り入れてしまい、眩しく感じられるそうです。

衝動的、感情的な行動が多いADHD

一方のADHDは、一つの事に集中できず、いろいろな事に気を取られてしまいます。この番組でもADHDの女の子の事が取り上げられていますが、学校での授業でも、先生の話をまともに聞いておらず、「あの子の服装がかわいいな」「今の外の様子はどうなっているんだろう」とか授業に関係のない事ばかりが気になってしまいます。片づけが大の苦手で、机の中はいつもぐちゃぐちゃ。他の人から見れば、とてもだらしなく見えてしまいます。

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動物の脳は五感が研ぎ澄まされている!

発達障害が生きづらいのは人間の進化において必然的な結果なのか?
出典
http://www.brain.riken.jp/jp/aware/evolution.html

脳の種類 役割
爬虫類脳 食べる 寝る 交尾するなどの本能を司る
哺乳類脳 親密な親子関係や群れとのコミュニケーションなどの感覚や常動を司る
人間脳 複雑な思考や論理を司る

魚類や爬虫類、両生類など生物の進化の初期段階では、これらは単独で動きます。そのためには、味覚、聴覚、嗅覚、視覚、触角のいわゆる五感を最大限に研ぎ澄ます必要があります。それによって生存に必要な食料の確保を行います。

また、魚類や爬虫類、両生類は「脳幹」と呼ばれる脳の部位が大部分を占め、エサを取る、交尾するといった本能的な行動を司っているのですが、それよりも進化した哺乳動物では、大脳が発達しています。

哺乳動物では群れを作る種類があります。群れを作る哺乳動物は本能の他に、鋭い五感を保持しながら、他の個体とコミュニケーションをする能力を備えています。

例えば、群れを作る動物の種類ではそれぞれ役目があります。味覚、聴覚、嗅覚、視覚、触角のいわゆる五感を最大限に研ぎ澄まし敵の来襲に備えて見張りをしている者、群れのリーダーのように、他の個体をうまくコミュニケーションを図りながら群れをリードしていく者、獲物に向かって一目散にとびかかっていくもの。

また、哺乳動物には 魚類や爬虫類、両生類など生物の進化の初期段階の生物には見られない親密な親子の情愛や感情の働きがあると言われます。

動物は、生きていくには周りの環境を敏感に感じ取っていかなければなりません。

それに対して人間は人間社会で高度な人との関わりで成り立っています。人間はその高度な人との関わりを可能にするために「万物の霊長」たる高度に発達した大脳を持っています。

人間の大脳は思考や論理を司っており、他の動物には見られないほど高度に発達しています。

発達障害が生きづらいのは人間の進化において必然的な結果なのか?

発達障害は「人間脳」よりも「動物脳」が優勢?

ここからは、私の持論です。

人間は、今までのすべての生物の脳の進化を持ち合わせた脳を持っています。いずれも人間が生きていくうえで欠かせないものです。

発達障害のある人は、いわゆる健常者に比べ、「人間脳」と呼ばれる働きが弱いのではないでしょうか。しかし、その分、人間以外の動物の脳の特徴である感覚の鋭さや独特の感性があるのだと思います。

動物でいう味覚、聴覚、嗅覚、視覚、触角のいわゆる五感を最大限に研ぎ澄まし敵の来襲に備えて見張りをしている者は人間でいう自閉症スペクトラムの知覚・感覚過敏の名残りではないでしょうか?

また、「獲物に向かって一目散にとびかかっていくもの」は人間でいうとADHDではないでしょうか?。

人間は古代においては、完全な狩猟生活でした。狩りをするのに獲物を捕まえるには、五感を研ぎ澄まし、獲物に対する最大の集中力がなければ捕まえられません。

現在でも、アフリカやアマゾンの原始民族では、五感の研ぎ澄まされた自閉症スペクトラムの人やADHDの人の方が狩りをするのに有利ではないでしょうか?

人間社会において発達障害が生きづらくなっているのはこの「高度に発達した人間社会」が原因か?

現在の社会において「コミュニケーションがうまく取れない」「後先考えないでどんどん衝動的に行動してしまう」「一つの事に集中できないでいろいろな事に関心が向いてしまう」等といった発達障害の特性は人間社会において「変わり者」「おかしい人」等と言って疎外され、偏見の目で見られてしまいます。

つまり人間社会が生み出したグローバルスタンダード「普通」ではないのです。

発達障害のある方は、人付き合いがとても苦手で、その意味では、あまり人とのコミュニケーションを必要とせず一人でコツコツやるような職人的な仕事が向いていると思うのですが、残念ながら、高度な情報社会への発達と不景気で、発達障害のある方の適職の受け皿が減っているのです。このことが、職場で居づらさを感じて苦しくなったり、職場からはじき出され、ニートや引きこもりを生んでいいる原因ではないでしょうか?

発達障害を抱える方が会社に雇われて仕事をしようとしても、結局、コミュニケーションがうまくいかず、偏見や白い目で見られてしまうのです。定型発達(この言い方もおかしいと思うが)から見れば、我々発達障害はやはり普通じゃないのです

現在社会は高度な情報情報社会です。人間としてコミュニケーションが苦手だったたり、感覚的だったり、衝動的だったりすると、この高度な人間社会についていけません。一昔前ののどかな時代でしたら、1人でコツコツとやる職人的な仕事が多かったですから、発達障害の方でも職業人としてうまく社会生活をやっていけたのです。(そのいい例がおやじです。)

参考記事(この記事で強いアスペルガー症候群でありながら、中学を卒業して定年まで旋盤工として勤め上げたおやじの事を詳しく書いています。

アスペルガー症候群や自閉症は人格障害なのか?治療して治るのか?

職業訓練でも「発達障害者も普通の人になれ」

私は1年8カ月間、就労移行事業で職業訓練を受けてきましたが、そこでさんざん訓練を受けたのが上司や同僚への挨拶や「報連相」と仕事の指示を受けたことは必ずメモを取ること、ADHDの場合は、マルチタスクが苦手なので、スケージュールやタスクを管理する表を作って、仕事の進捗を管理することです。

私は全てのビジネスのコミュニケーションの基本となる挨拶や「報連相」もまともにできなかったので、これは非常にいい経験になりました。

しかし、これって発達障害のある人に普通の人と同じことをやれって言われていることですよね。

就労移行事業所などの職業訓練で、毎日繰り返しコミュニケーション能力を高める訓練を重ねていけば、意識すれば発達障害のあるかたでも普通の人と同じように行動できるかもしれません。しかし、意識しないとダメです。意識していないと無意識のうちに発達障害特有の特性がでてしまいます。

私は現在、特例子会社で仕事を受けていますが、あれだけさんざん訓練を受けていても、仕事場でも意識していないと先走りなどの衝動的な行動をしてしまいます。結局、発達障害でも「訓練で普通の人に近づける」に過ぎないのです。根本的な解決ではありません。

われわれ発達障碍者はなにしろ普通の人と「」が違うのですから

発達障害を抱える方へ 発想の転換をしよう!

発達障害のある人が、職業訓練などでビジネススキルを学んで実践的な訓練で習得してできるようになったうえで、発達障害独特な動物的なカンを活かすことが出来れば、普通の人をも上回る能力を発揮するのではないでしょうか?


ADHDは、落ち着きがないとか、一つの事に集中できないとか、後先考えないで衝動的に行動してしまうとか、さんざんなマイナス特性がありますが、普通の人が考えも及ばないような独創的な事を思いついたり、ものすごく行動力があり、リーダーシップがあり、後輩から慕われたりします。

自閉症スペクトラム障害の人は、コミュニケーションが苦手ではありますが、好きな事へのこだわりがものすごく、それに対する集中力が凄いのです。ですからその特性を生かせるような職業に就くことが望ましいです。(例えばグラフィックデザイナーとかウエブデザイナー、作曲家、ジャーナリストとか)

早くから自閉症スペクトラムの特性を認識しており、これらの職業に就くための勉強などを早期にして頂きたいと思います。しかし、現実問題としてそのような専門的な職業に就くのは困難です。

フリーランサーとしての道もある!

自閉症スペクトラム障害を抱える方は、現実問題として、会社に雇用され働くことが困難です。そこで、あえて会社で働くという選択をせずに会社に属さず、自宅で仕事をするという選択肢もあります。

自閉症スペクトラム障害は視覚や感覚過敏によって余分な音や光も感じ取ってしまい社会生活上の困難をきたしてしまう人が多いのですが、自宅で仕事をすると、その余計な音と光をシャットアウトして仕事に集中することが出来ます。

また、会社勤めにありがちな煩わしい人間関係もありません。

フリーランスのお仕事

フリーランスのお仕事の代表例はクラウドソーシングです。クラウドソーシングとは、「不特定多数の人に仕事を発注する」という事です。最近は、インターネットの普及により手軽に参加することができ、仕事をこなすことによって報酬をもらえます。具体的な仕事はウエブ制作、チラシ制作、データ入力。

  1. クラウトソーシング・ランサーズ
  2. 国内最大級の クラウドソーシング サイト・ランサーズは
    「仕事を依頼したい人」と「仕事をしたい人」が出会う、仕事マーケットプレイスです。
    ホームページ制作、アプリやシステム開発、ロゴやイラスト作成、ライティング、タスク・作業など、
    141カテゴリの仕事が、日々、ランサーズ上で行なわれています。

  3. 日本最大級のクラウドソーシング – クラウドワークス « エンジニア・デザイナーのクラウドソーシング
  4. 日本最大級のクラウドソーシング、クラウドワークス。実績のあるプロに依頼できるから安心クオリティーでどこよりも早くリーズナブル!ホームページ作成、アプリ・ウェブ開発やロゴ・チラシ作成、ライティング、データ入力まで、幅広い仕事に対応!

また、仕事の内容はウエブやチラシの制作やデータ入力などのどちらかといえば現代的な職人的な仕事ですから、こういう仕事が好きで関心が持てるようになったら、自閉症スペクトラム障害の方の独特の「好きな物へのこだわり・集中・探求心」でよりよい仕事をするとことん追求していくと思いますので、どんどん仕事の品質が良くなるでしょう。

まとめ

以上の記事は、私の独断での意見です。賛同されない方もいらっしゃるかと思いますが、あくまで参考としてお役に立てたらと思います。

発達障害独特は「動物脳」だと、当事者の方が読んだら気を悪くしてしまうかもわかりませんが、事実、発達障害はそういう側面があるとおもいます。私自身当事者なので痛感しております。ならばそれを活かすにはどうしたらよいかと考え、私なりに考えこの記事をまとめました。

最後まで読んで頂き、誠にありがとうございました。

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